Friday, January 1, 2021

隋唐洛陽と東アジア:洛陽学の新地平

Editor:
氣賀澤保規 (Yasunori Kegasawa)

Publication date:
December 2020

Publisher:
京都:法藏館




Abstract:
洛陽に展開した政治、都城、宗教などの諸問題から中国史を問う。日中の16名の最新成果を収録し、「洛陽学」を提唱する画期的論集。

Table of Contents:

《序論》隋唐洛陽学の意義と課題[氣賀澤保規]

第Ⅰ部 政治社会史上の洛陽
北魏の洛陽遷都と孝文帝の改革――改革の中国史上に占める位置をめぐって[川本芳昭] 

北魏洛陽における権貴勢家第宅の奢侈の風と孝文帝の遷都改革[夏炎]

煬帝大業十一年の洛陽大朝会とその背景――隋末政治史の一側面[氣賀澤保規]

複都制再考――八世紀日本の造都と天皇権から考える[佐藤文子]

安史の乱における突厥王族阿史那氏の動向――洛陽出土「大燕阿史那明義墓誌」とその関連資料を中心に[速水大]

「党争」の残照――李徳裕の洛陽帰葬とその周辺[竹内洋介]

隋・唐・五代洛陽宮の政治空間について[松本保宣]

墓誌からみる唐代洛陽の万安山[毛陽光]

第Ⅱ部 宗教空間からの洛陽世界
寺院・摩崖・石窟の位置からみた交通路――北朝後期〜隋代、洛陽より東南へ[北村一仁]

北周末より唐代初期における洛陽仏教の動向[宮嶋純子]

流動する政治景観――「昇仙太子碑」と武周・中宗朝の洛陽政局[孫英剛]

則天武后の明堂と嵩山封禅――『大雲経疏』S六五〇二を中心に[大西磨希子]

新出「岩和尚墓誌」に見る唐代洛陽の天宮寺[王慶衛]

唐代洛陽大聖真観考[雷聞]

龍門広化寺善無畏三蔵真身考――中国唐末~北宋期におけるミイラ信仰について[榎本淳一]

《特別寄稿》日本の洛陽研究に関する一考察[黄婕]


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