Thursday, March 26, 2020

秦漢時代の家族と国家

Author:
多田麻希子 (TADA Makiko)

Publisher:
専修大学出版局

Publication date:
February 2020



Table of Contents:
序論―中国古代史研究における家族史研究の位置づけと研究課題・研究方法―
 はじめに―古代史研究のなかの国家史研究―
 第一節 中国古代史研究における社会内部関係についての諸議論
 第二節 家族史研究の新たな位置づけと研究方法
 おわりに
 注

第一章 中国古代家族史研究の現状と課題
 はじめに
 第一節 第一期―漢代家族史研究をめぐる論争―
 第二節 第二期―戦後中国古代史研究における家族史研究の位置づけ―
 第三節 第三期―簡牘史料の出現と中国古代家族史研究の課題―
 おわりに
 注

第二章 出土簡牘にみえる「室」・「戸」・「同居」をめぐる諸問題と「家族」
 はじめに
 第一節 漢代家族史研究における「同居」についての諸見解
 第二節 『睡虎地秦簡』にみえる「室」・「戸」・「同居」についての諸見解
 第三節 「室人」・「戸」・「同居」の関係についての再検討
 おわりに
 注

〔補論〕『嶽麓秦簡』(伍)にみえる「同居」-「分異」の検討を兼ねて
 注

第三章 出土簡牘にみえる「家罪」および「公室告」・「非公室告」―秦漢時代における「家族」の居住形態―
 はじめに
 第一節 「公室告」・「非公室告」・「家罪」に関連する史料
 第二節 「公室告」・「非公室告」・「家罪」をめぐる諸学説
 第三節 「非公室告」と「家罪」の規定からみた「家族」の範囲と居住形態
 第四節 「同居」における親・子関係、主人・奴婢関係
 おわりに
 注

第四章 秦・前漢初期の律令にみえる女性戸主
 はじめに
 第一節 女性戸主の存在
 第二節 女性戸主の存在形態とその変化
 第三節 女性戸主による経営
 おわりに
 注

第五章 秦律・漢律にみえる奴婢―国家的身分と社会的身分―
 はじめに
 第一節 奴婢所有に関する規定―登録・処罰・譲渡・売買―
 第二節 奴婢身分に関する規定―婚姻・解放―
 第三節 家族と奴婢と郷里社会―社会的身分としての奴婢―
 おわりに
 注

第六章 秦漢時代の簡牘にみえる家族関連簿集成稿
 はじめに
 第一節 家族関連簿分類集成
 第二節 家族関連簿をめぐる分析(稿)
 おわりに
 注

結論

No comments:

Post a Comment