Author:
佐野大介 (Daisuke Sano)
Publisher:
研文出版
Publication Date:
November, 2016
Abstract:
『古文孝経孔安国伝』の思想の解析からはじめ、孝の構造を考究する。また孝思想の漢土と本朝との特定側面を比較検討し、さらに「孝とは何か」の著者見解を提示する。
Table of Contents:
第一部 『孝経』注釈に関する研究
第一章 『古文孝経孔安国伝』偽作説について
第二章 『孔伝』における「孝」と「忠」との関係
第三章 『孔伝』における「孝治」と「法治」との関係
第四章 司馬光における『古文孝経指解』の位置
第二部 「孝」と「不孝」との間
第一章 「孝」における「愛」と「敬」との関係
第二章 「孝」と「不服従」との関係
第三章 後漢孝批判の系譜と孝の規範性
第四章 墨家の孝説とその批判
第五章 本朝における親殺しの不孝の容認
第三部 「孝」と血縁性との関係
第一章 孝行譚における血縁性の意味
第二章 本朝近世孝行譚における養子の孝
第四部 和漢における孝観念の異同
第一章 和漢における孝観念の異同
第二章 和漢の孝行譚における割股
結語/あとがき/初出一覧/索引
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