Editor:
森部豊 (Yutaka Moribe)
Publisher:
勉誠出版
Publication Year:
2014
Abstract:
かつてオアシス都市に住んでいた歴史上の民族、ソグド人。
彼らはいかなる活動を行い、独自の文化を築いたのか。
四世紀から十一世紀にかけて草原世界から中国東端にわたるユーラシア地域を移住しながら交易活動を行ったソグド人の言語・文化・信仰や各地域における様相を、編纂史料のほか新出の石刻史料・出土文書史料・文物を用いた最新の研究成果で明らかにする。
またその東方活動を通して中国史を相対化し、新たな東ユーラシア世界史を構築する。
Table of Contents:
総論 ソグド人と東ユーラシアの文化交渉―ソグド人の東方活動史研究序説 森部豊
[ソグド人の文化と思想(信仰)]
ソグド文字の縦書きは何時始まったか 吉田豊
中国におけるソグド姓の歴史 斉藤達也
唐代中国におけるソグド人と仏教 中田美絵
ソグド人の墓と葬具―中国とソグディアナ 影山悦子
[唐朝の中のソグド人]
『天聖令』と唐のソグド人 石見清裕
トゥルファンにおけるソグド人 荒川正晴
ソグド人と敦煌 赤木崇敏
長安・洛陽のソグド人 福島恵
北朝末〜唐初におけるソグド人軍府と軍団 山下将司
八世紀半ば〜十世紀の北中国政治史とソグド人 森部豊
[草原世界の中のソグド人]
突厥碑文から見るトルコ人とソグド人 鈴木宏節
突厥とソグド人―漢文石刻史料を用いて 齊藤茂雄
西突厥におけるソグド人 大澤孝
ソグドからウイグルへ 松井太
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