土肥義和 (Dohi Yoshikazu); 氣賀澤保規 (KEGASAWA Yasunori)
Publisher:
汲古書院
Publication Date:
April, 2017
Table of Contents:
序 …… 氣賀澤保規
Ⅰ 制度・行政文書
伊藤敏雄 樓蘭出土漢文文字資料中の簿籍と公文書について
――殘紙の簿籍と公文書を中心に――
町田隆吉 河西出土五胡時代「板」(官吏辭令書)小攷
關尾史郎 「貲簿」の周邊
――北涼時代の簿籍と税制――
王 素 高昌王令形式總論
(河内 桂譯)
荒川正晴 通行證としての公驗と牒式文書
土肥義和 唐代における均田法施行の史料雜抄
劉 安志 唐代解文初探
――敦煌吐魯番文書を中心に――
(速水 大譯)
Ⅱ 地域と社会
妹尾達彦 唐長安の都市核と進奏院
――進奏院状(P3547・S1156)をてがかりに――
古瀬奈津子 書儀・往來物を通じてみた日唐親族の比較
石田勇作 9~10世紀敦煌地域社會と組織の一斷面
――P3249v文書を手掛かりに――
赤木崇敏 曹氏歸義軍節度使系譜攷
――2つの家系から見た10~11世紀の敦煌史――
吉田 豊 コータンのユダヤ・ソグド商人?
松井 太 トゥルファン=ウイグル人社會の連保組織
Ⅲ 文化と思想
朱 玉麒 トルファン文書にみえる漢文文學史料
(西村陽子譯)
張 娜麗 玄奘の譯場と玄應の行實
――敦煌・吐魯番文獻と日本古寫經の伝えるもの――
伊藤美重子 敦煌寫本「醜女縁起」の依據する經典の再檢討
――『賢愚經』と『雜寶藏經』の醜女説話をめぐって――
岩本篤志 敦煌文獻と傳存文獻の間
――唐代の醫藥書『新修本草』と『千金方』を中心として――
丸山裕美子 磯部武男氏所藏「朋友書儀」斷簡について(再論)
――「敦煌秘笈」及び中村不折舊藏吐魯番寫本「朋友書儀」との關係をめぐって――
余 欣 中古時期における瑞應圖書の源流
――敦煌文獻と日本寫本の總合考察――
(山口正晃譯)
史料紹介
吉田章人 東洋文庫における IOM RAS 所藏非佛教漢語文書の整理と考察
圖版一覽
執筆者一覽
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