Monday, July 31, 2017

敦煌・吐魯番文書の世界とその時代

Editors:
土肥義和 (Dohi Yoshikazu); 氣賀澤保規 (KEGASAWA Yasunori)

Publisher:
汲古書院

Publication Date:
April, 2017




Table of Contents:

序 …… 氣賀澤保規

Ⅰ 制度・行政文書

伊藤敏雄 樓蘭出土漢文文字資料中の簿籍と公文書について
――殘紙の簿籍と公文書を中心に――

町田隆吉 河西出土五胡時代「板」(官吏辭令書)小攷

關尾史郎 「貲簿」の周邊
――北涼時代の簿籍と税制――

王 素 高昌王令形式總論
(河内 桂譯)

荒川正晴 通行證としての公驗と牒式文書

土肥義和 唐代における均田法施行の史料雜抄

劉 安志 唐代解文初探
――敦煌吐魯番文書を中心に――
(速水 大譯)

Ⅱ 地域と社会

妹尾達彦 唐長安の都市核と進奏院
――進奏院状(P3547・S1156)をてがかりに――

古瀬奈津子 書儀・往來物を通じてみた日唐親族の比較
石田勇作 9~10世紀敦煌地域社會と組織の一斷面
――P3249v文書を手掛かりに――

赤木崇敏 曹氏歸義軍節度使系譜攷
――2つの家系から見た10~11世紀の敦煌史――

吉田 豊 コータンのユダヤ・ソグド商人?

松井 太 トゥルファン=ウイグル人社會の連保組織

Ⅲ 文化と思想

朱 玉麒 トルファン文書にみえる漢文文學史料
(西村陽子譯)

張 娜麗 玄奘の譯場と玄應の行實
――敦煌・吐魯番文獻と日本古寫經の伝えるもの――

伊藤美重子 敦煌寫本「醜女縁起」の依據する經典の再檢討
――『賢愚經』と『雜寶藏經』の醜女説話をめぐって――

岩本篤志 敦煌文獻と傳存文獻の間
――唐代の醫藥書『新修本草』と『千金方』を中心として――

丸山裕美子 磯部武男氏所藏「朋友書儀」斷簡について(再論)
――「敦煌秘笈」及び中村不折舊藏吐魯番寫本「朋友書儀」との關係をめぐって――

余 欣 中古時期における瑞應圖書の源流
――敦煌文獻と日本寫本の總合考察――
(山口正晃譯)

史料紹介
吉田章人 東洋文庫における IOM RAS 所藏非佛教漢語文書の整理と考察

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