Editor:
冨谷至 (Itaru Tomiya)
Publisher:
岩波書店 Iwanami Shoten
Publication Date:
March 2015
Abstract:
『漢簡語彙 中国古代木簡辞典』は,いかなる過程を経て結実したのか.2004年にはじまった京都大学人文科学研究所における共同研究の成果は辞典として集大成されたが,その項目がそぎ落とされた記述となるまでの,具体的な議論と考証の中身を明らかにする.漢簡概説,事項考証,語彙考証の三部からなる,『漢簡語彙』の姉妹編.
Table of Contents:
序
Ⅰ 漢簡概説 (冨谷至)
一 木簡の発見
(1)木簡竹簡
(2)簡牘の発見
二 漢簡研究の軌跡
三 簡牘の形状と名称
(1)長さとその意味
(2)単独簡の名称と用途
(3)木簡の素材
四 辺境出土簡の時代
五 辺境行政と漢簡の内容
(1)都尉府候官部燧
(2)関所倉
(3)動く簡と動かない簡
六 漢簡の文字と語彙
(1)書体
(2)木簡語彙
Ⅱ 事項考証
一 エチナ川遺跡の最新情報(森谷一樹)
二 弓の部品の名称について(杉本憲司)
三 訴訟手続き(鷹取祐司)
四 農官について(佐藤達郎)
五 王莽時代の漢簡
(1)王莽簡の特徴(門田明)
(2)王莽簡の官職(藤井律之)
(3)地名変更-とくに居延都尉府をめぐって(鷹取祐司)
六 漢代の時制(吉村昌之)
Ⅲ 語彙考証
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