Thursday, March 31, 2016

漢唐法制史研究 (A History of Law from Han to Tang)

Author:
冨谷至 (Tomiya, Itaru)

Publication Date:
2016. 3. 16

Publisher:
創文社




Table of Contents:

序論

第一部 法典

第一章 晋泰始律令への道
第二章 漢律から唐律へ——裁判規範と行為規範

第二部 刑罰

第一章 究極の肉刑から生命刑へ:漢―唐死刑考
第二章 徙遷刑から流刑
第三章 笞刑の変遷——漢の督笞から唐の笞杖刑
第四章 腐刑と宮刑

第三部 犯罪

第一章 儀礼と犯罪のはざま——賄賂罪をめぐって
第二章 男女間の性的犯罪——姦刑について
第三章 「正義」の殺人

あとがき

Tuesday, March 29, 2016

[Dissertation] Change and Standardization in Anyang: Writing and Culture in Bronze Age China

Author:
Anderson, Matthew McCutchen

School:

University of Pennsylvania

Advisor:
Mair, Victor H.

Department:

East Asian Languages and Civilizations

Year:

2015

Abstract:


This dissertation is particularly concerned with various changes that occurred over roughly the last two centuries of the Shang period, that is, during the Anyang period, which stretches from approximately 1250 BCE to approximately 1050 BCE. This period, which begins just before the earliest evidence for writing in what is now China and stretches until the fall of the last Shang king, contains the entirety of the recorded history of the Shang dynasty. 

After discussing the dating of Shang oracle-bone inscriptions, I first address changes in Shang writing, demonstrating that it becomes increasingly regularized over the period. The earliest examples of Shang writing, especially those dating from the reign of king Wu Ding, show high levels of graphic and linguistic variation--that is, graphs/words are written differently from one inscription to the next, syntax is sometimes inconsistent, and aspects like text direction vary wildly; additionally, the semantic content of these inscriptions is far more diverse than is the case toward the end of the period. Using this apparent regularization as a backdrop, I address the Shang's changing relationships with certain non-Shang peoples, especially those known as the fang -countries. 

Palaeographical materials are primarily drawn from the Shang, but later periods also provide useful examples of the kinds of processes at work, and I pay special attention to early examples of Chinese writing found outside Anyang. I focus on the newest collection of scientifically excavated Shang inscriptions, Yinxu Xiaotun cun zhong cun nan jiagu 殷墟小屯村中村南甲骨 (Oracle bones from the center and south of Xiaotun village in the Wastes of Yin), published in 2012. Compared to other collections, relatively little work has been done on this one, and it happens to contain many inscriptions especially relevant to some of the questions under discussion, from issues of dating to the Shang's relationships with other peoples. While other corpora of Shang oracle-bone inscriptions are also essential to this project, this newest collection is its foundation. 

The second part of this dissertation presents a transcription of the entire collection, together with a full English translation, its first ever into another language.


Saturday, March 26, 2016

中国古代国家と情報伝達: 秦漢簡牘の研究

Author:
藤田 勝久 (Fujita, Katsuhisa)

Publication Date:
March, 2016

Publisher:
汲古書院




Abstract:


 本書は、中国出土資料の機能を通じて、秦漢時代の郡県制における文書伝達と情報処理、交通システムの原理を明らかにしようと試みるものである。こうした簡牘にみえる情報伝達の特徴を通じて、中国古代国家と地域社会の特質を解明することが目的である。各章は、以下のような構成である。

 第一編「秦漢簡牘の機能と情報伝達」では、秦代の県城である里耶古城と、県レベルの機構である甲 渠候官と肩水候官、その下部にある肩水金関、県の下部にある懸泉置を基礎として、簡牘の機能(文書逓伝、冊書の文書伝達、情報処理、単独簡の用法、通行証としての伝)に注目し、秦漢時代の情報伝達の原理を明らかにする。第一章「里耶秦簡と秦代郡県制」は、出土資料学としての機能を整理して、県の領域にある地方官府の役割を考察する。第二章「漢代地方の文書逓伝と情報処理」は、中央と地方を結ぶ懸泉置の文書逓伝と、張掖郡に所属する県レベルの甲渠候官を中心として、冊書の伝達と文書処理を考察する。第三章「漢代地方の文書処理と『発』」は、漢代の文書処理について考察する。第四章「漢代檄の伝達方法と機能」は、冊書の文書に対して、觚の形状をもち単独で使用される檄の伝達を考察している。第五章「漢代交通と伝の機能」は、懸泉漢簡にみえる「失亡伝信冊」を手がかりとして、全国に発信される文書伝達と、伝信(伝、通行証)の形態について論じている。第六章「漢簡にみえる地方官府の伝」は、懸泉漢簡の敦煌郡が発給する形式を手がかりとして、伝の形態と機能や、出張の用務と東方社会との関係、漢代西北の交通維持と規制について考察している。

 第二編「秦漢時代の交通と情報伝達」では、交通システムに関する規定や、懸泉置という郵駅の施設、肩水金関、褒斜道の交通ルートにある石刻資料を対象とする。ここでは交通システムと情報伝達に注目し、漢王朝の県レベルの領域にある懸泉置や肩水金関の役割を考察している。第七章「秦漢交通システムと出土資料」は、中国交通史と出土資料について概観し、交通システムに関する法令として、張家山漢簡「伝食律」「津関令」と『奏獻書』などの規定を整理している。第八章「漢代西北の交通と懸泉置」は、懸泉置の構造と漢簡を概観したあと、郵書として受け渡しをする文書と、懸泉置に到達した文書伝達を考察している。第九章「エチナ河流域の交通と肩水金関」は、肩水候官と肩水金関が接近しており、その役割が関連するといわれることから、居延漢簡にみえる両者の簡牘をあわせて分析する。第十章「後漢時代の交通と情報伝達」は、漢中の褒斜道石刻をめぐって、その交通ルートと道路工事の関係を、地域社会との関連で考察している。終章「中国古代の出土資料と地域社会」は、秦帝国の制度を受け継いだ漢王朝の制度を基本として、地方官府の文書伝達と情報処理の原理を整理している。ここでは漢代の文書処理の方法や、単独簡の機能を述べている。とくに注意した点は、つぎの通りである。①中央政府の文書行政に対して、地方官府と下部の吏民におよぶ情報伝達と運営の実態を広く対象とすること。このとき県レベルの官府では、秦代の里耶秦簡と、漢代の居延漢簡、懸泉漢簡を比較して、文書システムの共通規格(format、フォーマット)を解明しようとしている。これは情報技術を重視する方面である。②漢代の懸泉置と肩水金関の役割を通じて、交通の維持と検察や、人びとの往来、書信と口頭におよぶ情報伝達を考えること。これは古代中国に共通する交通システムの原理を分析する方面である。③秦漢時代の簡牘の特徴では、出土した地域性と時代の変化に注意しながら、地方行政との関係を考察した。ここでは情報処理の技術を生み出したテクノラートとその社会背景を想定し、中国古代国家と地域社会の特質を展望する。こうした秦漢時代の情報技術は、伝統中国の国家と社会を考えるだけではなく、東アジアの資料学や、現代の情報社会にかかわるテーマとなっている。

Table of Contents:

 序 章  中国古代の出土資料と情報伝達

第一編 秦漢簡牘の機能と情報伝達

 第一章 里耶秦簡と秦代郡県制

  第一節 里耶秦簡と出土資料学

  第二節  里耶秦簡の交通資料と県社会

 第二章  漢代地方の文書逓伝と情報処理

 第三章  漢代地方の文書処理と「発」

 〔補論〕「署某発」について

 第四章  漢代檄の伝達方法と機能―文書と口頭伝達

 第五章 漢代交通と伝の機能―懸泉漢簡を中心として

 第六章 漢簡にみえる地方官府の伝

第二編 秦漢時代の交通と情報伝達

 第七章  秦漢交通システムと出土資料

 第八章  漢代西北の交通と懸泉置

 第九章 エチナ河流域の交通と肩水金関

 第十章 後漢時代の交通と情報伝達―褒斜道の石刻をめぐって

 終 章  中国古代の出土資料と地域社会

あとがき/初出一覧/索引(文献と出土資料、事項)

Thursday, March 24, 2016

孝の風景: 説話表象文化論序説

Author:
宇野瑞木 (UNO Mizuki)

Publication Month:
2016.3

Publisher:
勉誠出版



Abstract:

東アジア社会に通奏低音のごとく深く根ざした「孝」の思想。
この思想は如何に描かれ、語られ、変容し、伝播していったのか。
テクスト•イメージ•音声•身振り•儀礼などの諸現象と時代のコンテクストが相互に響き合うことで表象される「孝」にまつわる空間の生成と構造を立体的に捉え、淵源たる中国漢代から出版文化の隆盛をみた日本近世に至る展開を精緻かつダイナミックに描き出す。

Table of Contents:

口絵(伝雛屋立圃筆二十四孝奈良絵本/二十四孝手鑑)
序―説話研究の三次元化にむけて
序 論

第一部 図像の力
 はじめに―墓と図像
 第一章 後漢墓における孝の表象―山東省嘉祥県武梁祠画像石を中心に
 第二章 六朝時代以降の孝子図―墓における複数の世界観と孝との融合
 第三章 孝子伝図から二十四孝図へ―遼・宋代以降を中心に
 結

第二部 語りの生起する場
 はじめに―今ここを現出する力
 第四章 郭巨説話の母子像―唐代仏教寺院における唱導を中心に
 第五章 郭巨説話の「母の悲しみ」―日本中世前期の安居院流唱導を中心に
 第六章 日本中世の追善供養の場と孝子説話―『金玉要集』の孟宗説話を中心に
 結

第三部 出版メディアの空間
 はじめに―視覚時代の幕開け
 第七章 和製二十四孝図の誕生―日中韓の図像比較から
 第八章 蓑笠姿の孟宗―日本における二十四孝の絵画化と五山僧
 第九章 江戸期における二十四孝イメージの氾濫/反乱―不孝、遊戯を契機として
 結

結論 孝の表象―波うち際にて

基礎資料編
 Ⅰ 渋川版と嵯峨本の図像
 Ⅱ 渡来テキストの図像
 Ⅲ 漢~元墓の孝子図
 Ⅳ 大画面制作・お伽草子

索 引


Saturday, March 19, 2016

中国古代環境史の研究 (An Environmental History of Ancient China)

Author:
村松 弘一 (Muramatsu, Koichi)

Publication Date:
2016/02/26

Publisher:
汲古書院



Abstract:

 本書は中国古代の関中平原・淮北平原・黄土高原・黄河下流、さらには東アジアにおける人間と自然環境の関係史を復原しようとする試みである。序章「秦漢環境史研究の現在」では秦漢史研究における環境史の研究を概観し、近年の研究が何を問題としているのかについて論じる。

 第一部「秦漢帝国の形成と関中平原」は関中平原を対象地域とし、そこを拠点とした秦のはじまりから統一そして漢への過程について都市を中心に論じる。

 第一章「黄土高原西部の環境と秦文化の形成」では秦公となって最初に拠点とした黄土高原西部の西垂とその周辺の環境について述べ、第二章「秦の関中平原西部への拡大と地域開発」では西垂から雍城への遷都の過程と関中平原西部の開発の関係について論じる。第三章「関中平原東部への遷都と開発の展開」では雍城から櫟陽・咸陽への遷都の過程と晋・魏との抗争そして地域開発との関係について言及する。第四章「中国古代関中平原の都市と環境」では咸陽から長安への都市プランの変遷を都市水利の変化から分析した。第五章「中国古代関中平原の水利開発と環境」では戦国秦が建設した鄭国渠と漢代の白渠の灌漑対象区を比較検討し、それぞれの水利施設の性格の差違と背景にある政治的状況の違いを分析する。

 第二部「淮北平原の開発」では淮北平原を対象地域とし、漢から後漢、魏晋南北朝時代に至るまでの澤と陂に焦点を当てる。第六章「中国古代の山林藪澤」では山林藪澤への人間のかかわりかたを類型化し、手つかずの自然環境である山林藪澤に対する古代人の認識を考察する。第七章「魏晋期淮北平原の地域開発」では西晋代の杜預による水害と陂の関係を述べた上疏文を分析し、第八章「漢代淮北平原の地域開発」では杜預以前の漢代における淮北平原の開発のありかたについて澤・陂を中心に述べる。第九章「魏晋・北魏時代の淮北平原における陂の建設」では杜預上疏以後の状況を知るため主に『水経注』の記載に見られる陂・澤の状況を論じた。

 第三部「水利技術と古代東アジア」では淮河流域で開発された「陂」の技術が朝鮮半島・日本列島へと伝わる過程に着目する。第十章「中国古代淮南の都市と環境」では淮河のすぐ南に位置する都市・寿春と水利施設・芍陂の関係が春秋時代から魏晋期に至るまでにどのように変化したのかを検討した。第十一章「後漢時代の王景と芍陂(安豊塘)」では芍陂の機能が灌漑中心へとかわる契機となった王景による修築について、彼の履歴と黄河下流での事績との関係から論じた。第十二章「古代東アジア史における陂池」では「陂」という名称について朝鮮半島・日本列島の事例について整理した。第十三章「塢から見る東アジア海文明と水利技術」では中国大陸では防塁を示していた「塢」が朝鮮半島の石碑のなかでは水利施設を意味していることに注目し、水利施設としての語義が朝鮮半島特有のものであるのか、それとも大陸から伝わったのかについて資料を再度整理し、論じた。

 第四部「黄土地帯の環境史」では関中平原・黄土高原・黄河下流域という黄土地帯全体の人間と環境の歴史について述べる。第十四章「秦漢帝国と黄土地帯」では秦漢帝国の歴史の中で黄土地帯がどのような役割を果たしたのかを政治・社会の側面からまとめた。第十五章「黄土高原の農耕と環境の歴史」では特に黄土高原に着目し、その開発について論じた。第十六章「黄河の断流」では現代の黄河が河まで届かない「断流」という現象について、黄河変遷史のなかでの位置づけをおこなった。第十七章「澤から見た黄河下流の環境史」は黄河下流の鉅野澤の大きさの変化と黄河の変遷との関係について述べた。第十八章「陜西省関中三渠をめぐる古代・近代そして現代」は古代の国渠などを引き継いだ関中三渠の秦漢時代からの歴史を振り返り、近代においてそれが「近代技術」によってどのように修築されたのか、環境へどのような意識をもって整備されたのかを考察する。第十九章「洛恵渠調査記」は現代の関中平原の水利施設の調査記である。附章「東アジアの環境史」は東アジア全体の環境史の研究動向について整理したものである。

Table of Contents:

 序 章 秦漢環境史研究の現在

第一部 秦漢帝国の形成と関中平原

 第一章 黄土高原西部の環境と秦文化の形成―礼県大堡子山秦公墓の発見―

 第二章 秦の関中平原西部への拡大と地域開発―西垂から雍城へ―

 第三章 関中平原東部への遷都と開発の展開―雍城から咸陽へ―

 第四章 中国古代関中平原の都市と環境―咸陽から長安へ―

 第五章 中国古代関中平原の水利開発と環境―鄭国渠から白渠へ―

第二部 淮北平原の開発―漢から魏晋へ―  

 第六章 中国古代の山林藪澤―人間は自然環境をどう見たか―

 第七章 魏晋期淮北平原の地域開発―咸寧四年杜預上疏の検討―

 第八章 漢代淮北平原の地域開発―陂の建設と澤―

 第九章 魏晋・北魏時代の淮北平原における陂の建設―『水経注』の記載を中心に―

第三部 水利技術と古代東アジア―淮河流域から朝鮮半島・日本列島へ―

 第十章 中国古代淮南の都市と環境―寿春と芍陂―

 第十一章 後漢時代の王景と芍陂(安豊塘)

 第十二章 古代東アジア史における陂池―水利技術と環境―

 第十三章 塢から見る東アジア海文明と水利技術

第四部 黄土地帯の環境史

 第十四章 秦漢帝国と黄土地帯

 第十五章 黄土高原の農耕と環境の歴史

 第十六章 黄河の断流―黄河変遷史からの視点―

 第十七章 澤から見た黄河下流の環境史―鉅野澤から梁山泊へ―

 第十八章 陝西省関中三渠をめぐる古代・近代そして現代

 第十九章 洛恵渠調査記

 附 章 東アジアの環境史

  初出一覧/あとがき/索 引

Friday, March 18, 2016

Vanishing into Things: Knowledge in Chinese Tradition

Author:
Allen, Barry

Publication Date:
24 April 2015

Publisher:
Harvard University Press





Abstract:
Vanishing into Things explores the concept of knowledge in Chinese thought over two millennia, from Confucius to Wang Yangming (ca. 1500 CE), and compares the different philosophical imperatives that have driven Chinese and Western thought. Challenging the hyperspecialized epistemology of modern philosophy in the West, Barry Allen urges his readers toward an ethical appreciation of why knowledge is worth pursuing.

Western philosophers have long maintained that true knowledge is the best knowledge. Chinese thinkers, by contrast, have emphasized not the essence of knowing but the purpose. Ideas of truth play no part in their understanding of what the best knowledge is: knowledge is not deduced from principles or reducible to a theory. Rather, in Chinese tradition knowledge is expressed through wu wei, literally “not doing”—a response to circumstances that is at once effortless and effective. This type of knowledge perceives the evolution of circumstances from an early point, when its course can still be changed, provided one has the wisdom to grasp the opportunity.

Allen guides readers through the major Confucian and Daoist thinkers including Kongzi, Mengzi, Xunzi, Laozi, and Zhuangzi, examining their influence on medieval Neoconfucianism and Chan (Zen) Buddhism, as well as the theme of knowledge in China’s art of war literature. The sophisticated and consistent concept of knowledge elucidated here will be of relevance to contemporary Western and Eastern philosophers alike.

Table of Contents:

Introduction: To Really See the Little Things
1. Confucians
2. Daoists
3. The Art of War
4. Chan Buddhism
5. The Investigation of Things
6. Resonance
Chronology
Notes
Glossary
Acknowledgments
Index

Sunday, March 13, 2016

Legal Practice in the Formative Stages of the Chinese Empire: An Annotated Translation of the Exemplary Qin Criminal Cases from the Yuelu Academy Collection

(中華帝國形成期的司法實踐:嶽麓書院所藏秦司法案例譯註)

Authors and Translators:
Ulrich Lau & Thies Staack

Publisher:

Brill

Publication Month:

2016 April






Abstract:


In Legal Practice in the Formative Stages of the Chinese Empire, Ulrich Lau and Thies Staack offer a richly annotated English translation of the Wei yu deng zhuang si zhong 爲獄等狀四種, a collection of criminal case records from the pre-imperial state of Qin (dating from 246 BC–222 BC) that is part of the manuscripts in the possession of Yuelu Academy (嶽麓書院). Through an analysis of the collection and a comparison with similar manuscript finds from the Qin and Han periods, the authors shed new light on many aspects of the Qin administration of justice, e.g. criminal investigation, stages of criminal procedure, principles for determining punishment, and interaction of judicial officials on different administrative levels.

Table of Contents:

Introduction

Sources on early Chinese law before the Yuelu Academy finds


The Yuelu Academy manuscript collection


The Wei yu deng zhuang 爲獄等狀 manuscripts


The Wei yu deng zhuang 爲獄等狀 in comparison with the Zou yan shu from 

   Zhangjiashan tomb no. 247

The Wei yu deng zhuang 爲獄等狀 in comparison with other legal texts


Conclusions


Friday, March 11, 2016

秦漢時代における皇帝と社会

Author:
福島 大我 (Fukushima Taiga)

Publication Date:
2016/02/29

Publisher:
専修大学出版局 (Senshu University Press)




Abstract:
中国古代の皇帝制度の形成について、主に地理的・空間的な支配・把握の様相とその変遷も含めて、皇帝と一般民との接点となる政策から皇帝支配の正当性についての問題とその質的な転換を探ることを試みる。


Table of Contents:

緒論 問題の所在

第一章 皇帝権力の戸口把握―逃亡規定からみた
 はじめに
 一 吏・民の逃亡
 二 刑徒の逃亡、女子の再逃亡
 三 私奴婢の逃亡
 四 犯罪者の逃亡
 五 徭役・公務・兵役・軍務からの逃亡
 六 国外逃亡
 七 その他関連規定
 おわりに

第二章 前漢代における「首都圏」の形成
 はじめに
 一 前漢初期における「關中」と「郡国制」[高祖~呂后期]
  1 漢王朝の成立と首都長安の選択
  2 『二年律令』にみる漢初における「關中」と諸侯王国
  3 「郡国制」の位置付けについて
 おわりに

第三章 前漢代における「首都圏」の展開
 はじめに
 一 「首都圏」の確立[~宣帝期]
  1 三輔の形成
  2 帝陵徙民政策の展開
  3 三輔と酷吏
 二 前漢後半期の礼制改革[元帝期~]
  1 郡国廟の廃止と陵邑の廃止
 おわりに

第四章 瑞祥からみた漢代の皇帝権力
 はじめに
 一 宣帝の即位状況と瑞祥
 二 前漢代における瑞祥と祭祀・賜与との関連
 三 文帝期の詐言事件にみる瑞祥と儒家思想
 おわりに

第五章 賜与・賑恤政策からみた漢代の皇帝権力
 はじめに
 一 皇帝支配の正当性―賜与と賑恤の背景について
  1 山林薮沢の君主による独占と帝室財政
  2 賜与と賑恤
  3 徳と刑
 二 賜与賑恤の史料上にみる政策変化
  1 賜与・賑恤記事の集計
  2 賜与・賑恤事例についての概観
  3 賜与・賑恤の対象者についての概観
 三 前漢後半期という問題―社会構造の変化と国家の変質
  1 民間の祭祀とその変容
  2 前漢後半期における国家礼制の改革
  3 財政機構の一元化
 おわりに

結論

Tuesday, March 8, 2016

The Eurasian Way of War: Military Practice in Seventh-Century China and Byzantium

Author:
David A. Graff

Publication Month:
2016 April

Publisher:
Routledge




Abstract:

This book is a comparative study of military practice in Sui-Tang China and the Byzantine Empire between approximately 600 and 700 CE. It covers all aspects of the military art from weapons and battlefield tactics to logistics, campaign organization, military institutions, and the grand strategy of empire. Whilst not neglecting the many differences between the Chinese and Byzantines, this book highlights the striking similarities in their organizational structures, tactical deployments and above all their extremely cautious approach to warfare. It shows that, contrary to the conventional wisdom positing a straightforward Western way of war and an "Oriental" approach characterized by evasion and trickery, the specifics of Byzantine military practice in the seventh century differed very little from what was known in Tang China. It argues that these similarities cannot be explained by diffusion or shared cultural influences, which were limited, but instead by the need to deal with common problems and confront common enemies, in particular the nomadic peoples of the Eurasian steppes. Overall, this book provides compelling evidence that pragmatic needs may have more influence than deep cultural imperatives in determining a society’s "way of war."

Table of Contents:

1. War and Culture

2. Resources and Institutions

3. Weapons and Tactics

4. The Army on Campaign

5. The Legacy of the Past

6. Contacts and Influences

7. The Shadow of the Steppe

8. Conclusion


Monday, March 7, 2016

Archaeology of East Asia: The Rise of Civilization in China, Korea and Japan

Author:
Gina L. Barnes

Publisher:
Oxbow Books

Publication Year:
2015



Abstract:

Archaeology of East Asia constitutes an introduction to social and political development from the Palaeolithic to 8th-century early historic times. It takes a regional view across China, Korea, Japan and their peripheries that is unbounded by modern state lines. This viewpoint emphasizes how the region drew on indigenous developments and exterior stimuli to produce agricultural technologies, craft production, political systems, religious outlooks and philosophies that characterize the civilization of historic and even modern East Asia.

This book is a complete rewrite and update of The Rise of Civilization in East Asia, first published in 1993. It incorporates the many theoretical, technical and factual advances of the last two decades, including DNA, gender, and isotope studies, AMS radiocarbon dating and extensive excavation results. Readers of that first edition will find the same structure and topic progression. While many line drawings have been retained, new colour illustrations abound. Boxes and Appendices clarify and add to the understanding of unfamiliar technologies. For those seeking more detail, the Appendices also provide case studies that take intimate looks at particular data and current research. 

Table of Contents:

List of Boxes ix
List of Figures ix
List of Tables xii

Preface xiii
Multiple editions xiii; Where is East Asia? xiv; Dating preferences xiv;
Language issues xv; Note on referencing xviii; Note on indexing xviii;
Acknowledgments xix

1 Orientation 1
Grounding 1
Starting from the Yellow Sea 1; Mainland geography 3; The loesslands 4;
The Northern Zone 4; Westward ho! 4; Eastward bound 4; North–south divisions 5
National chronologies 6
With or without writing? 7
Prehistoric archaeology 7; Protohistoric archaeology 8; Historic archaeology 12
East Asian cultural successions 13
The Chinese sequence 13; The Korean sequence 20; The Japanese sequence 23

2 Archaeological Organization 27
Archaeology as a government endeavor 27
Japan 29; Korea 33; China 35
East Asian archaeology since 1990 38
Science and theory 39; Multiple archaeologies 40; Cooperative projects 40;
Conferences 42; Journals 43

3 The Earliest Inhabitants (2,000,000–40,000 years ago) 45
The peopling of East Asia 45
The first peopling, or Out of Africa 1 48
What peoples? 48; Habitats, habits and habitation 52; Their tool kits 55
Intermediate peoples 60
The second peopling, or Out of Africa 2 60
How far east did Pleistocene hominins go, and when? 64

4 Innovations of Modern Humans (40,000–10,000 years ago) 67
Modern peoples and their accoutrements 67
Upper Palaeolithic climate and chronology 74
iv Archaeology of East Asia
New lithic strategies 79
Significance of prepared-core technologies 79; Blade varieties and assemblages 81
What were they hunting? 86
A mobile lifestyle 87
Harbingers of the Neolithic 89
Edge-ground axes 89; Plant utilization 91; Coastal living 92;
The invention of pottery 93

5 Earlier Holocene Subsistence Patterns
(10,000–5000 years ago = 8000–3000 BC) 96
Settling down 97
Earliest villages 97; Feedback loops between food and sedentism 102
‘In-between’ societies 103
Exploiting Holocene forests 104
The importance of nuts 104; Timbers, houses and woodworking tools 106
Living on Holocene shores 107
Anatomy of a shellmound 107; Fish stories 110
Pen/Insular species management 111
Jomon husbandry 111; Chulmun husbandry 115
Mainland cereal growers 116
Northern millet cultures 116; Southern rice culture 117; Mainland
broad-ranging subsistence 120
Food studies 121
Proportional food resources 121; Isotope analyses 123

6 The Mid-Holocene Social Mosaic (5000–2000 BC) 126
Introduction 126
The Middle Jomon phenomenon 127
A regional exchange network 127; Core villages 131
The Loesslands tradition 135
Yangshao villages 135; Loesslands pottery 141
The East Coast tradition 143
Dawenkou villages 143; East Coast ceramics 146
The Hongshan enigma 147
Dimensions of social status 149
Gender distinctions 149; Ritualists 150; Social hierarchies 153;
The importance of commensality 154
Summary 155

7 Emergence and Decline of Late Neolithic Societies (3300–1900 BC) 157
Introduction 157
Periodization 157; Agriculture, monumental architecture and social
stratification 160; What is a state? 161
Contents v
Urbanizing settlements 162
Of walls and terraces 162; Southern powerhouse: Liangzhu site complex 163;
Intermontane Taosi 165; Liangchengzhen, Eastern Longshan 167;
Quick comparisons 169
Site hierarchies 169
Central Plain polity development 170
Walled settlements 170; Sacrificial interments 172; Settlement system 172
The dramatic end of the Late Neolithic 174
The opening of the steppes 176
The western and central steppes 177; From west to east 177; Establishment of
the Early Metal Province 180

8 Bronze Age Beginnings (2000–850 BC) 181
Bronze Age time span 181
Bronze and agro-pastoralism 183
Qijia and Siba cultures 185; Zhukaigou 185; Lower Xiajiadian 186
Bronze and Erlitou 187
The Erlitou site (1850–1550 BC) 187; Erlitou culture and polity 191;
Significance of Erlitou bronze vessels 192
The Shang bronze tradition 192
Shang bronzes 195
Southern bronze cultures 199
Lower and Middle Yangzi 199; Sichuan Basin: Sanxingdui 200
The Northern Bronze Complex 202
In conclusion 204

9 Early State Florescence (1500–770 BC) 206
Dynastic successions 206
Was Erlitou the Xia capital? 207; Early, Middle and Late Shang 207;
Royal Zhou 208
Early inscriptions 209
Shang state organization 210
Shang capitals 210; The late great capital of Yinxu 214; Territorial
expansion 219; Political organization 222
Royal Zhou and enfeoffments 223
Zhou in the Zhouyuan 223; Early Zhou socio-political organization 225;
Yan – a royal enfeoffment 226
Early Zhou architectural contributions 226
Sacrifice and warfare 227
Sacrifice at altar and tomb 227; Of horses and chariots 228
Early state overview 229

10 Eastern Zhou and Its Frontiers (1st millennium BC) 231
Eastern Zhou (771–221 BC) 232
State autonomy 232; Warfare tactics 233
Zhou and ‘non-Zhou’ identity formation 234
From huaxia to Han 235; Peripheral origins 236
Zhou border states 237
The eastern state of Qi 237; The southern state of Chu 237;
Qin to the west 239; Jin in the northwest 240
Commercial endeavors 241
Bronzes: deterioriations and advances 241; Iron: the beginning of
an industry 244; Salt 248; A cash economy 248
The Northern Zone 249
From Rong and Di to hu 249; Northern signifiers: animal art and gold 253

11 Pen/Insular Rice, Bronze and Iron (1300–200 BC) 255
Contributions from the China Mainland 256
Upper Xiajiadian 256; Yueshi culture 258
Establishing Mumun culture 258
Transmission of rice farming 259; Dolmen and cist burials 261;
Final addition of bronzes to the funerary goods 262
Middle Mumun (850–550 BC) settlement and society 263
Taepyong-ri site 263; Komdan-ri site 265; Songguk-ri site 266
Late Mumun / Early Iron Age transitions (500–200 BC) 266
The Slender Bronze Dagger culture 267; Arrival of iron 269
From Jomon to Yayoi 270
Yayoi beginnings 270; Yayoi expansion 275; Craft advancements 278;
Jomon resistance to wet-rice agriculture 280

12 The Making and Breaking of Empire (350 BC–500 AD) 285
Qin, the Unifier 285
Warring states reforms 285; United China 286
The Han Dynasty 289
Establishment of unified rule 289; Imperial capitals 290;
Han burial innovations 293
Roads as arteries to the empire 298
Road to the west 298; Road to the south 301; Continuing northern
border problems 302; Northeastern relations 305
Turmoil at the end of Han 306
Fragmentation of the empire 306; Succeeding polities 307

13 The Yellow Sea Interaction Sphere (400 BC – 300 AD) 309
Trade and tribute relations 309
Meeting the Hui and Mo 309; Han domination 309
Northeastern horse-riders 311
Puyo in the central Manchurian Basin 311; Early Koguryo in the
eastern Manchurian massif 313
The Lelang commandery 313
Commandery sites 313; Relations with Shandong and Liaodong 314;
Lelang tombs 315; From Gongsun to Wei rule 316
The Samhan of the southern Korean Peninsula 317
Commandery connections 317; Ceramic advancements 320; Iron production 321;
From the Three Han to the Three Kingdoms 322
Yayoi bronze cultures 323
Renewed continental connections 323; North Kyushu continental gateway 326

14 Mounded Tomb Cultures (2–5c AD) 331
Pen/Insular state formation 331
On the Peninsula 332
Koguryo and Paekche origins 332; Kaya and Silla origins 336
In the Islands 342
From mound-burials to mounded tombs 342; Daifang and Queen Himiko 346;
Kofun bunka: the mounded tomb culture (MTC) of Japan 347
Early state relations 351
Warfare 351; Writing 354
New tombs and art 355
Corridor-chamber tombs 355; Mural tombs 356
Expansion of Silla and Yamato 358
Administrative incorporation by Yamato 358; Military conquest by Silla 359

15 East Asian Civilization (3–7c AD) 361
Rapid transformations 361
On the Mainland 361; In the Pen/Insulae 363
Buddhism 364
Buddhist grottoes 365; Pen/Insular Buddhism 367; Temple excavations 368
Law and administration: a Yamato case study 370
Territorial control 371
Gridded cities 371; Provincial systems 374; A new field system 377; Taxation 378
Technological developments 380
Cosmopolitan lifestyles 382

16 Epilogue: Ancient East Asia in the Modern World 384
Why study East Asian archaeology? 384
Sharing of religious philosophies 385
Friction dating to earlier times 387
The problem with Mimana 388; Keyhole tombs in Korea 388; Koguryo split
between two states 389
The importance of national heritage 390

Saturday, March 5, 2016

秦漢出土文字史料の研究: 形態・制度・社会 (Research on Qin and Han Excavated Manuscripts)

Author:
籾山 明 (Momiyama, Akira)

Publisher:
創文社

Publication Date:
2016. 3. 9





Abstract:
中国古代の出土文字史料、とりわけ戦国末から魏晋にかけての簡牘ならびに石刻を対象にした研究。素材としての出土文字史料、中国古代における書写材料の変遷、居延漢簡の研究業績などに焦点を当てた論考を収録する。

Table of Contents:

序章 出土文字史料研究の立場と方法
一 本書の立場と方法
二 本書の構成
三 使用テクストと凡例

第一部 素材としての出土文字史料

第一章 刻齒簡牘初探
はじめに
一 符・刻券
二 出入錢穀衣物簡
三 契約文書簡
おわりに
コメント

第二章 魏晉樓蘭簡の形態
はじめに
一 樓蘭出土封檢の分類
二 小型封檢の檢討(1)
三 大型封檢の檢討
四 小型封檢の檢討(2)
五 漢簡との連續性
おわりに
コメント

第三章 簡牘・【ケン】帛・紙
はじめに
一 紙の出現
二 蔡倫以前・以後
三 簡牘から紙へ
おわりに
コメント

第二部 制度と習俗の復元

第四章 里耶秦簡と移動する吏
はじめに
一 里耶秦簡J1(8)135
二 張家山漢簡「奏讞書」案例一八
三 周家臺三〇號秦墓出土暦譜
四 里耶秦簡J1(16)5
おわりに
コメント

第五章 王杖木簡再考
はじめに
一 王杖木簡概要
二 王杖詔書册
三 挈令と詔書册の編集
四 蘭臺から武威へ
おわりに
コメント

第六章 長沙東牌樓出土木牘と後漢後半期の訴訟
はじめに
一 東牌樓七號古井(J7)と出土簡牘
二 1001號木牘の釋讀
三 1001號木牘に見える訴訟の特徴
四 後漢後半期の訴訟と社會
おわりに
コメント

第七章 漢代結僤習俗考
はじめに
一 關連史料の提示
二 結僤の理念
三 僤の起源
おわりに
コメント

第三部 居延漢簡研究の地平

第八章 漢代エチナ=オアシスにおける開發と防衞線の展開
はじめに
一 部(1)
二 部(2)
三 塞
四 オアシス
おわりに
コメント

第九章 日本における居延漢簡研究の回顧と展望
はじめに
一 研究史(1)
二 研究史(2)
三 現状と方法論的展望
おわりに
コメント
付篇

第十章 爵制論の再檢討
一 爵と刑
二 賜爵記事の再檢討
三 爵のいわゆる傳統的性格
四 展望
コメント

第十一章 皇帝支配の原像
はじめに
一 先行學説の批判
二 恩徳としての賜與
三 賜爵と奉仕
おわりに
コメント

Friday, March 4, 2016

『隋書』音楽志訳注 (An Annotated Translation of Sui-shu's “Treatise on Music”)

Editors:
六朝楽府の会

Publisher:
和泉書院

Publication Date:
2016.2.26




Abstract:

『隋書』音楽志は、南北朝から隋朝に至る音楽の変遷を記録した通史であり、そこには、南北・東西音楽の交流と融合、日本雅楽の淵源となる西域音楽の東漸、理想の楽をめぐる国家的論争、儀礼・祭祀音楽の式次第他、古代音楽の実態が克明に描かれる。南北朝・隋唐史研究のみならず、中国学全般、ひいては日本古代史、日中交渉史、東洋音楽史等、東アジアの学術史を理解する上での基礎史料である。

本書は、中国古代音楽の事典的性質も備え、原文・書き下し文・現代語訳のほか、語注には、語句の出典・用例などを豊富に示し、音楽用語や歴史的背景についても詳細な解説を加えた。巻末には人名索引、楽曲・書名索引、事項索引を付す。

Table of Contents:


前言
凡例

『隋書』音楽志上
(1) 楽の起原とその展開―古代から北魏まで―
(2) 梁王朝の宮廷音楽―武帝の楽制改革―
(3) 梁王朝の宮廷音楽―武帝の楽律改革―
(4) 梁王朝の宮廷音楽―武帝の郊廟楽改革・懸鐘磬の法―
(5) 梁王朝の宮廷音楽―祭祀儀礼の次第―
(6) 梁王朝の宮廷音楽―燕饗楽・百戯―
(7) 梁王朝の宮廷音楽―鼓吹楽・歌謡・仏曲―
          陳王朝の宮廷音楽―武帝期の雅楽―
(8) 陳王朝の宮廷音楽―祭祀儀礼の次第・燕饗楽・百戯―

『隋書』音楽志中
(9) 北斉王朝の宮廷音楽―北斉の雅楽・祭祀儀礼の次第―
(10) 北斉王朝の宮廷音楽―鼓吹楽・雑楽―
(11) 北周王朝の宮廷音楽―北周の雅楽・祭祀儀礼の次第―
(12) 北周王朝の宮廷音楽―燕饗楽・百戯・鼓吹楽―
(13) 隋王朝の宮廷音楽―高祖の楽制改革―
(14) 隋王朝の宮廷音楽―鄭譯の楽律改革―

『隋書』音楽志下
(15) 隋王朝の宮廷音楽―南朝雅楽の流入―
(16) 隋王朝の宮廷音楽―牛弘の楽制改革1―
(17) 隋王朝の宮廷音楽―牛弘の楽制改革2―
(18) 隋王朝の宮廷音楽―懸鐘磬の法―
(19) 隋王朝の宮廷音楽―開皇年間の雅楽・祭祀儀礼の次第―
(20) 隋王朝の宮廷音楽―開皇年間の燕饗楽・楽制改革の終結―
(21)隋王朝の宮廷音楽―煬帝期の郊廟楽改修―
(22)隋王朝の宮廷音楽―煬帝期の懸鐘磬改修―
(23)隋王朝の宮廷音楽―雅楽器―
(24)隋王朝の宮廷音楽―七部楽1―
(25)隋王朝の宮廷音楽―七部楽2―
(26)隋王朝の宮廷音楽―七部楽3・百戯―
(27)隋王朝の宮廷音楽―鼓吹楽―

人名索引
楽曲・書名索引
事項索引

Thursday, March 3, 2016

In the Shadows of the Dao: Laozi, the Sage, and the Daodejing

Author:
Thomas Michael

Publication Month:
October, 2015

Publisher:
New York: State University of New York Press





Abstract:

Thomas Michael’s study of the early history of the Daodejing reveals that the work is grounded in a unique tradition of early Daoism, one unrelated to other early Chinese schools of thought and practice. The text is associated with a tradition of hermits committed to yangsheng, a particular practice of physical cultivation involving techniques of breath circulation in combination with specific bodily movements leading to a physical union with the Dao. Michael explores the ways in which the text systematically anchored these techniques to a Dao-centered worldview. Including a new translation of the Daodejing, In the Shadows of the Dao opens new approaches to understanding the early history of one of the world’s great religious texts and great religious traditions.

Table of Contents:

Reading Daodejing synthetically
Modern scholarship on the Daodejing
Traditions of reading the Daodejing
The Daos of Laozi and Confucius
Early Daoism, Yangsheng, and the Daodejing
The sage and the world
The sage and the project
The sage and bad knowledge
The sage and good knowledge