Friday, December 7, 2018

張衡の天文学思想

Author:
髙橋 あやの

Publication date:
December 2018

Publisher:
汲古書院




Table of Contents:

序章 本書の立場
    一 中国における天文学と天の思想  二 科学と術数     三 張衡について
     四 中国古代の宇宙論        五 本書の構成と目的  (参考)張衡年譜

第一章 「渾」の用法に見る渾天説の原義
   一 上古音から見る「渾」の類型   二 「渾天」の用例
   三 古代の文献に見られる「渾」   四 揚雄における「渾」の用法
   五 張衡における「渾」の用法
  おわりに――渾天説の原義

第二章 『霊憲』と『渾天儀』の比較
   一 『霊憲』と『渾天儀』の比較    二 『渾天儀』は張衡の作か
   三 『霊憲』と『渾天儀』の扱いの相違の要因
   (参考)『渾天儀』の張衡著作部分と後世の注釈部分について

第三章 渾天説の天文理論
   一 張衡の渾天説――張衡は地球概念をもっていたか
   二 天文理論の継承と発展

第四章 渾天説と尚水思想
   一 尚水思想の系譜         二 渾天説における尚水思想
  三 張衡と尚水思想と崑崙山     四 天・地・水の思想

第五章 張衡「思玄賦」の世界観
   一 張衡と「思玄賦」        二 「思玄賦」の内容と構成
   三 崑崙と黄帝、西王母の位置    四 天上世界の描写
  おわりに――「思玄賦」と張衡 

第六章 張衡と占術
  一 「思玄賦」の占術表現      二 『霊憲』の占術表現
   三 讖緯に対する態度

第七章 張衡佚文の考察
   一 張衡の星・星座・惑星の知識   二 張衡の佚文
   三 張衡佚文と『晋志』、『史記正義』 四 張衡佚文の検討
  (附表)張衡の佚文対照表

第八章 『海中占』関連文献に関する基礎的考察
   一 目録中の「海中」諸文献     二 「海中」諸文献の「海中」に対する認識
   三 『海中星占』、『海中占』の佚文  四 『海中占』の占辞の特徴
   五 「海中」の検討         附 『海中占』の輯佚

終章 本書のまとめ


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