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Thursday, April 13, 2017

蜀の美術:鏡と石造遺物にみる後漢期の四川文化

Author:
楢山満照 (Narayama, Mitsuteru)

Publisher:
早稲田大学出版部


Abstract:
後漢時代の蜀、すなわち現在の四川地域でつくられた鏡、および画像石や石闕などの石造遺物には、独特の図像表現がみられる。「官営工房の動向」と「儒教の礼教主義」という2つのトピックから、この時代の四川地域で作られた造形美術にみられる独特の表現形式の経緯を探る。掲載写真多数。

Table of Contents:

まえがき
緒論 四川の造形美術と地域文化
1 四川の造形美術をめぐる本書の問題意識
2 後漢の美術を見据えた「四川」という視座

第1部 銅鏡の生産体制と官営工房の動向

序章 後漢鏡研究における四川という極

第一章 広漢郡製作の紀年鏡の資料的意義
はじめに
1 広漢郡製作鏡の概要
2 広漢郡製作鏡をめぐる問題の所在
小結

第二章 広漢郡製作の元興元年銘鏡の製作事情:紀年の偏在に関する考察その一
はじめに
1 銘文をめぐる問題
2 工官の活動とその製品
3 尚方の動向と工官への影響
4 宦官勢力の伸張と元興元年銘鏡
小結

第三章 桓帝・霊帝代の作例の製作事情:紀年の偏在に関する考察その二
はじめに
1 元興元年以降の官営工房の動向
2 桓帝代の官営工房の動向
3 霊帝代の官営工房の動向
小結
終章 広漢郡製作鏡の意義と官営工房の動向


第2部 漢代画像と儒教の礼教主義

序章 儒教による支配と図像表現にみる地域色

第一章 四川における「聖人」の一表現:三段式神仙鏡の図像解釈をめぐって
はじめに
1 三段式神仙鏡の図像と従来の解釈
2 四川出土作品による図像解釈の再検討
3 四川出土作品の製作地
4 劉向『列女伝』と「尭賜舜二女」の役割
5 聖人の図像表現とその志向
小結

第二章 漢代画像にみる聖帝像の機能
はじめに
1 服部コレクションの三段式神仙鏡
2 三段式神仙鏡にみる聖帝像の機能
3 漢代画像石にみる尭舜禅譲図
小結

第三章 仏教受容前夜の四川:その死生観に関する図像学的考察
はじめに
1 後漢の神仙方術的仏教と四川:問題の所在
2 墓域における石閾の位置と役割
3 石閾にみる図像と歴史故事の役割
4 歴史故事図像の表現と石閾造営者の意図
小結

第四章 漢代画像石にみる荊軻刺秦王図:義士の英雄化と神仙化の契機をめぐって
はじめに
1 荊軻刺秦王図の基本構造
2 陝西省神木県出土作品にみる柱の表現と崑崙山
3 銅柱をめぐるイメージの混交
小結

終章 画像資料からみた儒教的徳目実践の目的

結論 後漢の美術における四川の位置付け

あとがき
図版一覧
テキスト出典
索引
英分要旨

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