Friday, February 13, 2015

南朝貴族制研究

Author:
川合安

Publisher:
汲古書院

Publication Year:
2015




Table of Contents:

序 論
序篇 「六朝貴族制」論と南朝政治社会史研究

第一章 六朝隋唐の「貴族政治」
第一節、内藤湖南の「貴族政治」説とその継承
内藤湖南の「貴族政治」説/岡崎文夫の「貴族制」説/内藤乾吉の三省制度研究
第二節、濱口重國の「貴族政治」説批判     
第三節、越智重明の六朝「貴族制」説
第四節、中村裕一の文書行政研究        
第五節、渡辺信一郎の専制国家説
第六節、日本史研究者からみた三省制度
石尾芳久、石母田正の日唐政治体制比較論/佐藤宗諄、古瀬奈津子、吉川真司の研究

第二章 日本の六朝貴族制研究
第一節、内藤湖南、岡崎文夫の中世貴族制研究  
第二節、宮崎市定の九品官人法研究
第三節、矢野主税の門閥社会研究        
第四節、越智重明・野田俊昭の族門制研究
第五節、中村圭爾の六朝貴族制研究

第一篇 宋斉政治史研究

第三章 劉裕の革命と南朝貴族制
第一節、劉裕の革命に関する学説史       
第二節、劉裕起義  
第三節、劉毅との対抗             
第四節、禅譲革命

第四章 南朝・宋初の「同伍犯法」の論議
第一節、同伍犯法の論議  同伍犯法の論議試訳/同伍犯法の論議における士人と庶民
第二節、盗制の論議  盗制の論議試訳/盗制の論議における士人と庶民

第五章 元嘉時代後半の文帝親政
第一節、文帝の親政体制            
第二節、文帝の北伐政策
第三節、寒門・寒人層の官界進出        
第四節、在地豪族層と皇帝権力

第六章 『宋書』と劉宋政治史
第一節、沈約『宋書』における劉宋政治史    
第二節、劉宋政治史研究の現状と課題
第三節、前廃帝期政治史  輔政体制期/親政体制期

第七章 唐㝢之の乱と士大夫
第一節、唐㝢之の乱の顚末           
第二節、南斉・武帝政権の戸籍検査政策と民力休養論
第三節、蕭子顕『南斉書』の立場

第二篇 南朝貴族社会の研究

第八章 南朝貴族の家格
第一節、「族門制」論の概要          
第二節、「族門制」論の論拠とその問題点の検討
第三節、南朝貴族の「家格」

第九章 南朝官人の起家年齢
はじめに――南朝官人の起家をめぐる研究史
第一節、南朝宋・斉時代の官人の起家年齢  
甲族の起家年齢/後門の起家年齢/三十歳以上の起家の事例
第二節、梁の武帝の改革後の起家年齢

第十章 門地二品について
第一節、門地二品   第二節、姓譜の盛行   第三節、門閥貴族批判
第十一章 東晋琅邪王氏墓誌について
第一節、東晋琅邪王氏墓誌   第二節、東晋琅邪王氏墓誌からみた貴族社会  王閩之/王康之

第十二章 柳芳「氏族論」と「六朝貴族制」学説
第一節、柳芳「氏族論」にみえる南朝の譜学   
第二節、南北朝時代の譜の内容
第三節、北魏の姓族分定
結 論                
あとがき・初出一覧・索 引


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